★ちびちゃんの帰還★

それはちびちゃんが新しい飼い主さんの元に行って4ヶ月くらい後だったと思います。
元の飼い主さんから電話がありました。
なんとちびちゃんの飼い主さんが病気で入院したのです。
一人暮らしの男性なので、ちびちゃんは取りあえず飼い主さんの彼女が世話してるとか。
で、事情が事情なので又うちで引き取ってもらえないかという事でした。
私はすぐにメイちゃんを引き取った友人に電話して、事情を説明し、うちでは戻って来ても飼えないので友人の所で面倒みてもらえるか話しました。
友人は一時的に元の飼い主さんがよくなるまで預かるのではなく、ずっと飼うというのならいいよ、と言いました。
もちろん私もそのつもりでしたので、ちびちゃんの新しい行き先は即決まりました。
で、いま世話してる彼女にうちに連れて来てもらい、数ヶ月ぶりにちびちゃんと再会しました。
ちびちゃんはすっかり大きくなり、もともとお父さんのフグに似ていると思っていましたが、もっとフグそっくりになっていました。
心配だったのはボタンが大人になったちびちゃんをよそ猫だと思ってケンカしないかだったのですが、さすがにボタンは我が子の事を覚えていたようです。
マルももちろん妹の事を覚えていました。
2匹はすぐもとのように遊び始めました。


でも2匹が一緒にいられるのは数日だけです。
友人が引き取りに来る日にちはもう決めてありました。
私はボタンやマルがちゃんとちびちゃんを覚えていた事に感動しましたが、それもつかの間の事だと思うと可哀想に思いました。
そして、友人がちびちゃんを引き取りに来ました。
メイちゃんの時と同じで、その時も長居はせず、やっぱりちびちゃんを抱っこして連れて行ってしまいました。
マルは、もう会えない妹がいなくなった玄関先で悲しそうに鳴いていました。
それでもちびちゃんはもう1匹の家族と又暮らせるのが救いでした。
ところが、その後友人から電話で、ちびちゃんが来たとたんメイちゃんは発情期が来てしまったので、慌てて手術したと告げられました。
兄妹でも離れてる期間が長いともう他人?同然だったようです(^_^;
手術してからは落ち着いて2匹とも馴染んで暮らすようになりました。
でもメイちゃんは性格もボタン似だったようでちびちゃんが先に寝ている所に来てはちびちゃんを追い出して自分が寝るそうです。
それはマルがフグにしている事とまるで同じでした(^_^;;
たのしそうに遊ぶマルとちびちゃんです♪


親子の対面

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★可愛いさかり★
猫をはじめ動物が一番可愛いさかりってやっぱり子供の時だと思ってる人は多いと思います。
実際自分が飼ってるペットではなくてもテレビで出て来るライオンや虎でさえ赤ちゃんと言える時期は可愛いものです。
でも、いざ一緒に生活してみるとそれは間違いだったと気づきます。
特に母猫が出産して成長を見て来た猫はそうです。
メイちゃんやちびちゃんは2ヶ月くらいで親元を離れてしまった訳ですが、それまではマルももちろん離乳するまでは当然母親のボタンべったりです。
母猫がいないと生きていけないわけですし、母猫も一生懸命子育てします。
ボタンも授乳中は毛並みは悪いわ、やせ細るわ、ちびちゃんの引き渡しの時来た前の飼い主さんが見て心配するくらいやつれていました。
それは人間と変わらず、場合によっては人間以上にボタンが母親である事の証明でした。
ですから子猫達にとっては離乳するまでは飼い主である私達の存在はいてもいなくてもどちらでもいいものなのです。
離乳するまでは飼い主はただの同居人です。
でもいったん離乳してしまうと事情は変わります。
前にも書きましたが、マルが一番離乳が早く子猫用のカリカリも早くから食べ出しました。
トイレの覚えも一番だったと思います。
それからはご飯係の私がマルの母親です。
それまでは飼い主はオブザーバー的な存在に過ぎなかったのに、いなくてはならないものに変わったのです。
正直ボタン達を飼う前は猫の事もアメショーの事もよく知りませんでした。
けれど、ボタン達と一緒に暮らすようになってから、猫に抱いていたイメージはいい意味でがらがらと音を立ててくずれてしまいました。
まず、家の行く先々について回ります。
だいたい猫という生き物はマイペースで、人間がどこにいようが何しようが自分の気が向いた時だけ側に来て甘えるものだと思っていました。
でも、2匹ともいつの間にか気がつけばそばにいます。
マルも成長してからはずっとべったりで、私のそばを離れません。
だから猫を飼う醍醐味は子猫時代(正確には離乳してから。でも普通は離乳してから飼うものですけど(^^;)よりは成猫
になってからあると言えると思います。
そして、子猫時代で一番印象に残っているのは、マルが自分の名前を理解した瞬間でした。
名前をマルと決めたのは、まだ目も開いていない頃で、それからはずっとマルと呼んでいたのですが、
本人には当然どうでもいい事だったようで自分の名前だとは自覚していませんでした。
でも、兄弟達が行ってしまってから一匹で部屋の中を走り回っていた時です。
私の座ってる横を走り抜けて行くマルに私が後ろからマル、と呼びかけると、それまでいくらそう呼んでも反応がなかったのに、その時初めてそれが自分の名前だと理解したようでした。
私の方を振り返ったのです。
それからはマル、と呼ぶとなあに?というような顔をする時もありますし、そばに来る時もあります。
マルが自分の名前を理解した瞬間、それは飼い主として一番忘れられない瞬間でした。
今回はぼたんが子育て真っ最中の写真です。


★巣立ち★
メイちゃんとちびちゃん、お別れの日は少しタイムラグがありました。
友人の娘さん達は楽しみにしていたようで、引き取りに来る前々からトイレなど猫用品を買いそろえ、準備万端整えていました。
3匹で遊んでいた時(^_^)




引き取りに来た時も、上の子の友達が子猫を見に来るからという事で早々にメイちゃんを連れて帰って行きました。
メイちゃんはキャリーには入れられず、友人が大事そうに抱っこして行ってしまいました。
やっぱり1匹いなくなった喪失感というのは嫌なものです。
でもこんな気持ちを後もう1回味わわなくてはいけません。
ちびちゃんは早くから引き取り手が決まっていましたが、新しい飼い主さんは飼ってしまうともう旅行には行けないからという事で帰って来てから引き取られる事になりました。
なので、前の飼い主さんとその知人の新しい飼い主さんがちびちゃんを引き取りにうちに来たのはもう夏も本番になった頃でした。
フグとボタンも久々のご対面です。
でも人見知りのフグはリビングから離れたところにいて、前の飼い主さんが呼んでも側に行きません。
ボタンは覚えていたのか、すり寄って行きました。
ひとしきり話した後、いよいよちびちゃんとはお別れです。
ちびちゃんは血統書にちなんでアマンダと呼ばれる事になりました。
マルも、メイちゃんがいなくなってもちびちゃんと仲良く遊んでいましたが、これからは親猫とだけの生活が始るのでした。
ボタンも子育ては一応一段落しました。
これからはマルがずっと一緒なので、いなくなった子猫を探す事はありませんでした。


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★子猫の成長2★
子猫達は何事もなくすくすくと大きくなって行きました。
大きくなるにつれ、3匹でじゃれて遊ぶようになってきました。
最初は段ボールで作った部屋からも出られなかったのですが、大きくなるにつれ簡単に抜け出せるようになり、ついには家じゅう走り回るようになりました。
メスのちびちゃんは3匹の中で一番体は小さいのですが、気の強いボタンの娘だけあってお兄ちゃん達にひけをとりません。
特に籠やせまい入れ物のなかが好きなのは親猫と変わりなく、3匹で入りこんではじゃれあっていました。

マルとメイちゃん

マルとちびちゃん

これはマルとメイちゃんかな???

メイちゃん

ちびちゃんです、かわいー

これもちびちゃんです(^_^)
子猫はだいたい2ヶ月くらいが離乳時期になります。
そのくらいになるとトイレもそれまではお母さん猫がお尻を舐めてあげたりしてる(猫もお母さんはえらい!!)のですが、
箱に猫砂を入れたものを置いておくと誰におそわるでもなく自然とそこで用を足すようになります。
その点は猫は楽です。(^_^)
印象に残っているのは、マルが大の方をする時、後ろ足で直立してアンアンアンと泣きながらしていた事です。
きっと猫なりにお腹が苦しかったのかな?と思います。
でも今はさすがに体が大きくなったのでその姿勢ではしません。(^_^;
離乳は兄弟なのにそれぞれ違いました。
よそに行かないマルがすんなりと離乳し、3匹の中では一番早く親と同じ物を食べ出しました。
メイちゃんとちびちゃんは離乳が遅く、一向にドライフード(通称カリカリ)を食べようとはしません。
特にメイちゃんは引き取られる日にちも決まっていたのでやきもきしました。
友人にその事を告げると、じゃあ少し日にちをのばそうかと言ってくれましたが、離乳のメドがまるでたたないので私は荒療治を提案しました。
ともかく引き離して食べる物がなくなったらミルク以外の物も口にするだろう、と。
実際引き取られた後友人に聞くと3日くらいは何も食べなかったらしいのですが、さすがにお腹が空いたのかその後無事食べるようになったとの事でした。
ちびちゃんの方も引き取られたのはもう少し後でしたが、やっぱり離乳が済んでなかったので一応猫用ミルクを用意したような覚えがありますが、さだかではありません。
でもちびちゃんも結局離されて嫌でも離乳せざるをえなかったようです。
後から知ったのですが、離乳がすんなり行かなかった猫はオトナになってもアマアマ(と私達は言ってますが、猫がやる柔らかい物の上でやる足踏み運動の事です。子猫の時、これをお母さん猫のお腹にするとお母さん猫はおっぱいを出すそうです。)をよくやるとか。
確かにマルはボタンほどアマアマはやりません。
ボタンは気が向くとこの行為をやるので、ボタンも自然に離乳する前に親猫と離されたのかなと思います。
少しせつないですね。
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★友人の訪問★
今回写真を探しましたが、見つからないのでまたありましたらアップします。
さて前々からお話していた友人が子猫を見に来た時の話です。
彼女は結婚して以来兵庫県の方に住んでいて、ご主人と女の子2人の4人家族です。
土日はご主人が休みなので土曜日に車で送ってもらってうちに来ました。
娘さん達もお母さんと同じで大の猫好きです。
来るなり話しもそこそこに子猫達のいる3階の寝室に行きました。
まだ1ヶ月かそこらくらいの子猫達は小さくて、彼女達は次々手に取って赤ちゃんのように抱っこ
しはじめました。
子猫達も大人しくされるがままになっていました。
子供のいる母猫は神経質だと思っていましたが、ボタンは人間には全幅の信頼を寄せているので、全然平気です。
友人の娘さん達はすっかり子猫に夢中になってしまいました。
私は友人に、今度はできたらペットショップに連れていくんじゃなく、知ってる人に子猫を引き取ってもらいたいと思ってる事を話しました。
そう、彼女の家も庭付き一戸建てなので猫を飼ってもらうには理想的です。
でも1つ問題があったのです。
それはご主人が猫嫌いなのでした。
どちらかというと犬派のご主人は犬を連れて散歩するのが理想のようです。
家族の1人でも猫嫌いの人がいるなら無地じいはできません。
で、私はご主人が猫嫌いじゃないなら彼女のところに引き取ってもらうのになあ、と言いました。
彼女も同じ気持ちだったようです。
でも仕方ないね、と言って彼女達は帰って行きました。
それからしばらくして彼女から電話がありました。
どうやら娘さん達はうちに来て以来、妙に子猫に関心を持ったようで、実家に電話しては飼い猫の様子を頻繁に聞く毎日だとか。
で、お父さんにも猫飼いたいと訴えてるようなのです。
そうは言ってもなかなか飼うとは言ってもらえないんじゃないかなーと私は内心思っていましたが、そうなの、と友人の話しに相づちを打ってその場は終わりました。
ところが、又それから電話がありました。
娘さん達の要求についにお父さんは折れたようです(^_^;
やっぱり女の子には、お父さんは弱いんですねー(笑)
で、メイちゃんは離乳する2ヶ月ころ、彼女の家に引き取られる事になりました。
友人はできたらメイちゃんとちびちゃん、2匹とも引き取りたいようでしたが、ちびちゃんはもうその時には前の飼い主さんの知り合いの人に引き取られる事が決まっていました。
これで産まれた3匹の子猫達の行き先は全て決まったのでした。
私はほっとしたような、でも一抹の寂しさを感じながら子猫達の成長を見守りました。

子供に負けてるフグ
★子猫の成長★
友人達が来た時の話は少し後にします。
子猫達はその後順調にすくすく育って行きました。
前は2匹でしたが、今回は3匹です。
大きくになるにつれ、目をも開いて少しずつ動き回るようになって来ました。
とはいえまだ小さいので産まれた部屋からは出ません。(マルだけボタンが連れ出したりしましたが)
産まれた部屋は寝室に使っているのでベッドがあります。
おもにそのベッドの上に置いてやって遊ばしたりしました。

一番手前がちびちゃん、真ん中がマル、向こうがメイちゃんです。


多分この頃は目が開いていてもあまりよく見えてない時期だったような気がします。
と言ってももう数年前の事なのでよく覚えていません(^_^;

この手は旦那の手ですが、子猫の大きさがだいたいわかると思います。

メイちゃんです。
マルとメイちゃんのオスはやっぱりボタン似でした。
メスのちびちゃんはお父さんのフグ似です。



この後大きくなると嫌でも行動範囲が広がって家の中じゅう走り回るようになるのですが、それは又後でお話しします。
子猫が産まれてから、早くも前の飼い主さんから知人で子猫をほしがっている人がいるという連絡が入っていました。
マルもうちに残すと決めていたので、後はメイちゃんの行き先だけでした。
実は子猫を見に来たいと言っていた友人は大の猫好きで、実家でも絶えず猫を飼っているほどでした。
私はひそかに彼女なら子猫を任せてもいいかなと考えていたのですが、それには障害があったのです。
なんとかその頃の写真を見つけてそのお話をしたいと思います。
No comments★ボタンの子育て★
さて出産という大仕事を終えたボタンでしたが、これからもっと大事な仕事が待っていました。
育児です。
出産が始まり、子猫が全部産まれておっぱいをやってやっと一段落ついてボタンは自分の食事に降りて行きました。
子猫達は寝ています。
落ち着いてから籐籠では狭いのと子猫がそこから出てうろうろしては危ないので前と同じように段ボールで育児部屋を作ってあげました。

ボタンもこの方が落ち着くようです。

まだ目が見えないのに外が気になる様子の子猫。

子猫は少しずつですが、日増しに大きくなっていきました。
なんとなくですが、特にブラウンのマルは気にかけているような気がしました。
この家にはロフト部分があり、はしごで上にあがっていくのですが、気が付くとボタンはそこにマルだけ連れて行ってた事がありました。
旦那は産まれる前から茶色の子猫が産まれたらその子を残したいと言っていたのでほぼマルを残すつもりでしたが、それを見てボタンも特に気にかけているならと言う事でマルが我が家の猫になる事は決定しました。
マルの弟のメイちゃんは3匹の中では一番大きいくらいでした。
それでもまだ目も開いてない頃は写真のように旦那の手にすっぽり収まるくらいの大きさでした。

手に持った時のあのやわらかくてあたたかい感触は今でも覚えています。

でもマルは今では見る影もなく大きくなってしまいましたけど(^_^)
さてフグの手術を控え今回の出産を最後にするつもりだった私は周りの猫好きの知人達に子猫が産まれた事をふれ回っていました。
今度はできたらペットショップに引き渡すのではなく、できれば知っている人に引き取って欲しかったからです。
そして私の短大時代の友人が娘さん達を連れて見に来る事になりました。
次はそのお話をしたいと思います。
No comments★ボタンの出産2★
フグがマーキングで苦難の日々を過ごしているうち、ボタンはやっと我が家に来て2度目の妊娠をしました。
月日が立つにつれ、お腹も前回よりは大きくなって来ました。
ボタンは臨月間近になってお腹が重く、つらそうでした。
前回は2匹でしたが、今度は3匹かも知れない、と私と旦那は期待しました。
そして忘れもしない(笑)5月22日、ついに陣痛が始りました。
その日の午前中、ベッドで一緒に寝ていたボタンは突然起き上がりました。
そしてうろうろと部屋の中を動き周りはじめました。
私と旦那はついに始ったと思いながらボタンを見守ります。
そのうち、ボタンは何度かいきみ始めました。
でも体の小さいボタンには出産はほんとに大変な事らしく、なかなか子猫は出てきません。
そのうちベッドにいる私達のところに助けを求めに来たりしました。
でもベッドが汚れたら困ると旦那はボタンをベッドから下ろしました。
そしてどのくらいたったでしょう?
ついに出窓のそばに来たとき、2本足で立った姿勢で1匹目を産み落としました。
お父さん似のブラウンタビーの子猫、マルが産まれた瞬間でした。
そして30分くらい経った頃、ボタンと同じシルバータビーの子猫が産まれました。
それが後々私の友人に引き取られてメイちゃんと名付けられたマルの弟でした。
今回はお医者さんで診てもらわなかったので、正確にはわかりませんが、お腹の大きさから3匹は産まれそうだと思っていた私達は、3匹目の誕生を待ちました。
でもボタンは写真の用意していた籐籠の産屋から出てきません。
いくらなんでももう産まれて来ていいはずなのに、と思ってベッドの下の産屋を覗いて見るといつの間にか一番小さいシルバータビーの3匹目が産まれていました。
それがマルとメイちゃんの妹、ちびちゃんでした。
ボタンは大仕事を終えて産まれたばかりの子猫の濡れている体を一生懸命舐めてやっていました。


子猫は子猫で産まれたばかりで、もうボタンのおっぱいを探して吸っています。

産まれたばかりで当然目は見えていません。
後で知ったのですが、まだ子猫の時は爪はなおせないので出たままです。

前回もそうでしたが、今回は最初から新しい命の誕生に付き合ったので、感動もひとしおでした。
そしてそれがマルとの生活の始まりだったのです。
★マーキングフグ★
フグとボタンを引き取るとき、条件が1つありました。
“それは仲の良いつがいなので2匹一緒に引き取る事”でした。
でも実際に見てみるとしょっ中唸りあったりケンカしています。
これが猫夫婦のコミュニケーション!?などと最初は思いました。
後から周りの話を聞くと、オスよりもメスを飼いたがる人が多いらしく、ボタンだけなら飼いたいという人は他にもいたようです。
でもそれではフグの行き先が決まらないし、ボタンはもともとフグのお嫁さんとしてやって来たので離されたらやっぱり可哀想ですよね。
で、なぜオスを飼いたがる人は少ないのか?
そう、猫好きな人ならご存知でしょう。
オスはマーキングをします。
うちに来た当初はフグはマーキングはしないと言う事でした。
オスなのにマーキングしないの?と最初は半信半疑でしたが、月日が立つにつれ、ついにフグも
マーキングをするようになりました。
ようするに2才未満はまだオトナじゃなかったって事ですね(^_^;
それまではだんだんと新しい飼い主に慣れて来たフグは時折お茶目な表情やしぐさをするようになりましたが、やっぱりマーキングをされると無駄とわかっていても怒らずにはいられません。
それでなくてもフグはよく物を駄目にする猫でした。
パソコンのタブレットのペンはなくすわ、ミシンはテーブルから落として壊すわ、何か物が壊れてると決まってフグです(✳_✳)
話がそれましたが、まあだからと言って怒っても猫にとってはあくまでも自然な行為です。
ホットカーペットを駄目にしようが、座布団を台無しにしようが、それは人間にとって不都合なだけで
怒られてもフグにもどうしようもありません。
ついにはお風呂のドアの取っ手につなぐしかなくなってしまいました。(これ前の飼い主さんにばれると怒られるかも)
で、マーキングをやめさせるには手術しかありません。
私はフグだって怒られてストレスたまるし、早く手術しようと旦那に言いました。
「でも、後1回子猫が産まれるまで待とう。」
と彼は言います。
確かに私ももし子猫が産まれたら1匹は残したかった ので、賛成しました。
でも、それからボタンが又妊娠するまでフグには苦難の日が続く事になりました。

とらわれのフグです。

でも暖かいのでほんとは気持ちよくてボーとしてます。

フグが……⁉

立った!
クララが立ったわ!
もといフグが立ってる!
何かを懸命に訴えるフグであった…。

フグにひきかえ優雅なボタン
★ボタンの出産1★
フグとボタンが来て数ヶ月。
いわゆる“恋”の季節です。
でも恋というよりほとんどケンカみたいな行為の後。
ボタンはめでたく妊娠しました。
最初予防注射で2匹を連れて行った近くの獣医さんに診てもらいました。
この獣医さんはかなりおじいちゃんで少し恐い人です。
レントゲンを撮ってもらい、子供は2匹でボタンは小さい猫なので多分出産は大丈夫だと思うけど何かあれば連れて来なさいとの事でした。
それからは多分猫より飼い主の方が不安と期待で一杯だったと思います。
はっきり覚えていませんがそれから2ヶ月ほど立った頃。
ボタンは無事2匹の子猫を出産しました。
2匹ともボタンそっくりの男の子でした。
ともかく猫の出産は初めてで、どうしたらいいのかと思っていましたが、そこは猫なので大概は自分でちゃんと始末していました。
2匹なので出産時間は比較的短く、産まれた子猫を一生懸命なめていました。
産まれたすぐはパスケットのような籐籠があったのでそこにボロ布を敷き詰めてベッド代わりにしましたが、落ち着いてから段ボールの箱を用意してそこを育児部屋にしました。

写真はだいぶ大きくなってからです。
産まれた時はほんとにちっちゃくて、猫というより鼠みたいでした。
子育て中は、前の飼い主さんに聞いてはいましたが、フグはもう赤の他ネコ?といわんばかりに少しでも近づくと威嚇します。

写真ではわかりにくいですが、おもいっきり威嚇してます。
なので、子育て中はフグもあまり近づきません。
その変わりボタンは飼い主には頼ってきます。

下は、子猫の写真です。


子猫の時は、ほんとに不思議な目の色をしています。
だんだん大人になるにつれ、色も変わっていきます。
ちなみに3匹とも緑の瞳です。
やっぱり子猫はじゃれたりして可愛く、できるものならそのまま飼いたいくらいでしたがそうもいかず、ペットショップに引き取ってもらう事にしました。
何カ所か電話して結局大阪では有名な某市場のペットショップに行きました。
そこはお父さん猫のフグの血統書を発行しているところでもありました。
店主は2匹を見て柄もはっきりしてるししっぽもまっすぐで申し分のない猫だと言いました。
2匹は受け渡されると、すぐにガラス張りのショーウィンドーの中に入れられました。
私と旦那はいい人に飼われる事を祈って帰途につきました。
でも、帰宅してからの事です。
お母さんであるボタンは声を張り上げて子供を探していました。
ソファや部屋の中をもういなくなった子供を探していました。
それは次の日も、又その次の日もそうでした。
3日くらいたって、ボタンはやっと探すのをやめました。
私は次に子供が産まれたらその時は絶対1匹残そうと心に決めたのです。
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